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2012'02.29 (Wed)

大学全入社会

昨日のブログでは、『大卒就職率』を話題にしましたが、
今日は、大学を出る時の話ではなく、入る時の話で!

『大学全入社会』という言葉は、やや皮肉を込めて使われていますが、
実際、金を積めば、誰だって大学に入れますし、卒業も出来ます。

「熱が40度あっても、這ってでも高校に来い!」

と、ママ友さんの息子さんは高校の担任に言われたそうで……
彼女の息子さんは、軽度の学習障害があるため、
漢字や英語のアルファベットを覚えられないんですが、
それでも、彼女は息子を大学に行かせたいと担任に相談したところ、
欠席や遅刻がなければ、成績を問わず、推薦で関連大学に行かせてやるとのことで、
無事、息子さんは大学生になれたのでした!

でも、そこは一族で食品工場を経営しており、
私からしてみれば、一族なんだから働く場所は確保されているのに、
どうして学歴にこだわるのか?!不思議だったんですが、

「みんな大学に行くんだもん、行かせてやりたいじゃない!」

だそうでして、
いやいや、あなたの食品工場は、高卒の人しか採用していないはず!
と、ツッコミそうになりましたよ。

ただ、逆に高卒の人に囲まれているからこそ、
経営者の一族なら大卒で、というこだわりなのかもしれません。

でも、たけしさんも言ってましたが、


 景気のいい時代に、名前も聞いたことのないようなバカ大学がポコポコできて、
 カネさえ出せば誰でも大学に入れるようになっちまった



というのも、『大学全入時代』の背景にありますよねぇ。

私が卒業した福祉系の三流私立大も、私が一期生で、
バブルの頃に計画が始まり、バブルの終わった頃に校舎が完成したというものです。

なので、実家に近いし、帰省するたびに、
お世話になった先生や事務の方にお菓子を持って挨拶に行くと、

「最近は、学生が集まらなくて困っているのよね。
 ちよこさんの息子さんなら、受けるってだけで入れてあげるから、
 その時は、よろしく頼むわ!」

って、息子が小学生の時から言われ続けてきました……
うちの大学、全入社会であっても荒波に揉まれて、
ユースケが18歳になった頃には、つぶれているかも!!!


あ~、やだやだ!!!


けど、『猫も杓子も大学に行くようになった by ビートたけし』のは、
職務給という考えが、日本では定着していないからで、
大学卒と短大卒、高卒であれば、
入社した時の基本給からして違い、それが生涯の格差になります。
そりゃ、親だって、子どもにいい暮らしをさせたいと思うから、
大卒で入社させたいって思うし、
バカ大学は、そういう親の心理を利用して金儲けを企んだのでしょう。


正社員、新入社員、中途採用、臨時職員、パート、バイト、派遣、


いろいろ呼び名はありますが、職務給にできないんですかね?!

というか、給与が高く設定されている大卒の正社員の採用を、
企業は最初から減らす傾向が加速しており、
大学を出たって正社員として採用されません。

なので、大学全入社会になったとしても、
親が望むような就職を子どもが出来るはずもなく、
だったら、子どものバカ大学への授業料や生活費を、
自分の老後の蓄えにするほうが、よっぽどマシですよね?!



★ 職務給

従事する仕事の内容や職務の価値で決定する賃金。

職務ごとに、その価値、難易度などによって賃金があらかじめ決まっており、
労働者はより条件の良い職位を求めて昇格あるいは転職する。
「職能給」や「年齢給」とは異なり説明性、客観性が高いのが特徴。

EU諸国では法令により、同一職務における時間当たりの賃金が、
企業規模や雇用形態(フルタイム、パートタイム、派遣など)を問わず、
産業横断的に統一されている。
これがすなわち同一労働同一賃金の原則である。
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16:08  |  life  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑
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