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2013'03.31 (Sun)

高校野球

私が子どもの頃は、高校球児というと年上のお兄さんに見えて、
淡い初恋にも似た憧れを抱いたものですが、
自分も高校生になり、同級生が頑張っているように感じたのも一瞬で、
それ以降は、年下の男の子がキラキラしていていいなぁって……
オバサン目線で、若さが妬ましいと思うようになったのでした。

しかし、いざ、自分の子どもが中学生になってみると、
高校野球という世界の特殊性が垣間見えてしまい、
なんか、ちょっと引いてしまいました。

私自身が無知だったのでしょうが、
公立中学の部活は軟式野球で、高校野球と同じ硬式のボールを使いたければ、
こちらでは『シニア』と呼ばれる、
学校の部活動とは別のクラブチームに所属しなければなりません。

そして、学業よりも放課後の硬式野球漬けの生活を中学3年間送り、
中3の夏頃から、シニアのクラブチームに所属する子は、
全国の野球の名門の私立高校のスカウトに会ったり、選抜試験を受け、
全国へと推薦入学で散らばっていくのです。

もちろん、高校で部活動の野球をやっている子の大半は、
中学校の軟式野球の延長で入部したのでしょうが、
甲子園というインターハイとは別の年に2回の大会に出るためには、
中学から硬球を使うクラブチームに所属し、
野球バカとならねばならないというのが現実でした。


実際、私の周囲にも、部活動で野球をするのではなく、
甲子園に行きたいのでシニアに所属しますというお子さん、
けっこういらっしゃいます。

今もTVでやっていますが、
甲子園の魅力は、子どもも保護者も捨て難いものがあるのでしょう。

だって、シニアに入ると、全て自分たちでお金を工面しなければなりませんし、
それこそ、県内の野球部の名門高校に入る子は少なく、
北から南まで、全国に散って寮生活です。

我が子の才能に惚れ込み、甲子園に出場する姿を夢見て、
親は、どこまでもお金を出し続けなければならないんです。

まぁ、本当に才能のある、ごくごく一部の子は特待生でしょうが、
野球の名門校に入っても、3軍、4軍と、なかなかレギュラーにはなれません。

それでも、宝くじと一緒で、買わなきゃ当たらないし、
目指さなければ、出られません。

なんか、甲子園も罪な場所だなぁって思いますよ。

そうそう、うちのパートナーの親戚の一家なんか、
待望の男の子が生まれたので、
お父さんの強い意思で野球少年になったのはいいんです。

でも、名門校の野球部って全国に散って寮生活でしょ。

「ぼく、お母さんが作ってくれたご飯じゃなきゃイヤ!」

ってことで、寮生活を断念し、
家から通える、県大会ベスト16ぐらいの高校に野球推薦で行きました。

ただ、その男の子を鍛えるため、
河原の土手をお父さんも一緒に何キロも並走しているうちに、
中学生の息子より、50歳を過ぎたお父さんのほうが目覚めてしまい、
今や、お父さん、息子の甲子園出場よりも、
自分が全国のマラソン大会に、市民ランナーとして出場しています。

まぁ、子どもに過剰に期待するより、
自分は自分の夢を見つけるほうが、正しいとは思いま~す!
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