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2014'05.31 (Sat)

池上彰の経済教室 5

池上彰の経済教室 5  
【東西冷戦の中の日本 その1】

●東西冷戦
 世界がアメリカグループとソ連グループの2つに分かれ、
 イギリス中心の世界地図(スタンダード)で見ると、『東vs西』に見える

 ・東側諸国 : ソ連、ポーランド、ハンガリー、チェコスロバキア、ブルガリア
 ・西側諸国 : アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、西ドイツ

★東西冷戦への流れ
 第2次世界大戦では、アメリカ、イギリス、ソ連という連合国が、
 ドイツ、イタリア、日本という枢軸国と戦って勝利を収めた。

◎ヤルタ会談
 1945年2月、アメリカ(ルーズヴェルト)・イギリス(チャーチル)・ソ連(スターリン)が、
 戦後処理について話し合い、占領されていた国々は解放され民主的な選挙を行う
 ということになっていた
    ↓
 ソ連のスターリンは、この会談を破棄し、
 東ヨーロッパに共産主義(独裁国家)鉄のカーテンを下した

Q. ソ連は、どうしてヤルタ会談に従わなかったのか
A. 第二次世界大戦で、突然、ドイツ軍に攻め込まれたソ連は、
   2000万人もの死者が出たため、周辺国の裏切りが怖かった
   だから、西側諸国と直に接しないための緩衝地帯として、
   東ヨーロッパが必要だった


◎ 東西に分断されたドイツ
 東から攻め込んだソ連 → 東ドイツ
 西から攻め込んだ、アメリカとイギリス → 西ドイツ

 『ベルリンの壁』
  ベルリンの壁は、東西ドイツの国境にある壁と勘違いしている日本人が多いが、
  実際は、ベルリンは東ドイツの真ん中にある首都。

  そのベルリンの西だけを西側諸国が管轄していたため、
  共産主義が嫌だという東ベルリン市民が、大挙、西ベルリンに押し寄せた。
  東ドイツは西ベルリンに市民が逃げ込まないよう、西ベルリンを囲む壁を築いた。

 ・ポイント・チャーリー
  2か所だけある、東西ベルリンを行き来する検問所

 ・1989年11月10日 ベルリンの壁崩壊 : 東西冷戦終結の象徴的出来事

◎日本では・・・
 ソ連は北方領土に攻め込み、自国の土地とした後、
 北海道を半分欲しいとアメリカに要求するが、アメリカは拒否

 もし、アメリカが了承していたら、日本も北海道で分断されていた!
 北海道北部に『日本民主主義人民共和国』が出来ていたであろう

 
 しかし、日本が分断されなかった代わりに、
 かつて日本が占領していた朝鮮半島が38度線で南北に分断された。

◎朝鮮民主主義人民共和国 と 大韓民国
 ・金日成(キム・イルソン)
 北朝鮮、現在の金正恩(キム・ジョンウン)第一書記の祖父
 朝鮮半島の統一を武力で目指す

 1950年6月25日 朝鮮戦争が勃発 → 朝鮮全土が戦場となる
 1953年に休戦協定が結ばれたが、戦争は現在も終結していない

 朝鮮半島の同じ民族が分断され戦争をしたという、
 隣の国の悲劇によって日本経済は発展した


 また、朝鮮戦争以降、東西冷戦が厳しくなっていく……

 ・警察予備隊(National Police Reserve)
 朝鮮戦争において、ソウルが攻め込まれたことで、アメリカが韓国を支援するが、
 本土から兵隊を送る時間がなかったため、
 日本を占拠していた7万5千人のアメリカ兵が朝鮮半島に渡る

 ここで、もしソ連が日本を攻めてきても日本には軍隊がないので対抗できない
 よって、アメリカが1950年に『警察予備隊』を作るよう指示を出す
 これが後に自衛隊となり、現在、集団的自衛権が問題になっている

◎中華人民共和国(中国) と 中華民国(台湾)
 1949年10月1日、中華人民共和国の建国を、毛沢東が宣言する

 毛沢東が率いた共産党が、大陸で中華人民共和国を(東側)
 蒋介石が率いた国民党が、台湾で中華民国を(西側)

★朝鮮半島と中国大陸と台湾では、東西冷戦が未だに終わっていない!

◎日本経済の立て直し
 アメリカは東西冷戦の中で、
 西側の日本が資本主義のショーウィンドウ(モデルケース)の
 役割を担うことに期待するようになる

       ↓
 アメリカの仲間になればお得だと、アジア諸国に見せつけたい

 よって、日本経済を発展させるために便宜を図る
 例) 1ドル360円 : 当時としては非常に円安の基準に定めた

以上



☆☆☆ 今回のちよこの番組感想 ☆☆☆

いやぁ、私、マジでベルリンの壁って、
東西ドイツの国境線にあり、朝鮮半島の38度線のような壁だと思ってたわ!

っていうか、ベルリンが東ドイツの真ん中にあるっていうこと、知らんかった~

あれだけ壁の崩壊をニュースで見てきたのに、なんちゅう勘違い!!!
ほんと、毎回、毎回、己のイイカゲンな知識にビックリさせられております。

けど、今回は経済の話しというよりも、
日本経済が復興するきっかけとなった、朝鮮戦争の背景の説明でした。

でも、うちの父の兄ちゃん(現在91歳で寝たきり)が、
瀬戸内海に浮かぶ島の出身なのに、
自衛隊の事務員として北海道で勤務していた意味が、やっと分かりました。

北海道をソ連が狙っているとアメリカは知っていたからこそ、
警察予備隊に採用された7万5千人の1人として、
おじちゃんは北海道に行かされちゃったのね……。

でも、そのおじちゃん、後々、隣の島の娘さんとお見合い結婚しましたが、
島に帰ることはなく、札幌を終の棲家に選び、
息子3人を、北大、北大、中央大学に通わせ、立派な大人に育てたんです。

さらに、うちの父は一回り年齢が下だったので、
(11人兄弟の、おじちゃんは2番目、父は11番目)
実家に仕送りをして、そのおかげで父は大学に通うことができ、
まぁまぁいい会社に入って、母と出会うことになりました。

今、集団的自衛権の解釈で、自衛隊も分岐点を迎えておりますが、
戦争を放棄したはずの日本に、アメリカが軍隊を作るよう命令し、
そして、おじちゃんは採用されてお金が稼げ、一族は繁栄したという……
現代史になると、密接に自分史とも関わってきますね!

私は、自衛隊で働いていたおじちゃんが、
地元の近くに転勤することなく、なぜ最初から最後まで北海道だったのか?!
不思議に思っていたのですが、こういうカラクリだったんですね。
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