All archives    Admin

2017'04.30 (Sun)

デパ地下の思い出

金曜日、和食の美味しい店でランチをいただいたのですが、
その時、懐かしい再会があったんです。

その店のオーナーは、20年ほど前、
地元のデパートの地下2階で、惣菜を販売しており、
私も同じフロアで、短期間ですが働いていました。


彼は、有名店の顔として総菜コーナーに立っており、
私は彼を知っていましたが、
天ぷらを売っていた私のこと、彼の記憶にはなかったようです。

それでも、同じ時期に同じ場所で働いていたというのは、
懐かしい記憶を呼び覚まし、

「あの頃は、良かったよねぇ~」

という思い出話に花が咲いたのでした。

20年前、デパートが7時30分に閉店のシャッターが下りると、
地下の総菜コーナーでは、一斉に各店舗が、
自分の店の売れ残った商品を一人前ずつ詰め、
陳列ケースの上に並べていました。

それを、フロアで働いていた人たちは必要な分だけ、自由に持ち帰り、
家で食べることが出来たんです。

でも、その後、全国展開するデパートが出店してくるようになると、
売れ残りの惣菜の持ち帰りは禁止となり、
全部、その場で廃棄となりました。

確かに、全国の基準というのもあるでしょうし、
衛生面の責任問題や、
ネットでバイトさんが、この事実を拡散したら、
お金を払って買ったお客様の中には、不快に思う人もいるでしょう。

けど、捨てるぐらいなら、みんなで分けて食べれる時代は、
店にとっても、働く人にとっても、
ウィンウィンで良かったんですけどね!


他にも、20年前は社員食堂が屋上のプレハブ小屋にあり、
かなり割安の値段で、正社員さんも、派遣さんも、バイトさんも、
みんなみんな、昼の休憩時間に食べることが出来たんです。

今では、社員食堂を廃止し、
各自が弁当を持参するか、昼食を買ってくるというように変わったようです。

ようは、出来るだけ会社の負担を軽くなるようにし、
個人の出費が大きくなっていったのでした。

そりゃ、デパート業界自体の売り上げが低迷しており、
経費の削減、つまり、背に腹は代えられないということなのでしょう。

それは、スゴクよく分かるのですが、
数少ない正社員さん以外は、みんな派遣やパートやバイトであり、
それも、デパ地下の総菜売り場って、超忙しい割りに時給が安いんです。

だって、店舗の契約によりますが、デパートに出すだけで、
売上の3割をデパート側に収めないといけないため、
売り子の人件費に、そんなにかけられません。

でも、食べることだけは、
社員食堂と閉店後の惣菜の持ち帰りで、安上がりで済んだというのが、
ほんと、当時は救いだったんですけどね……。


はい、【あの頃は良かった】と嘆いても、今が変わるわけではありません。
ただ、時代を共有した者として、当時を懐かしく思ってしまうのでした。
スポンサーサイト
18:27  |  life  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |  NEXT