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2015'01.17 (Sat)

20年

今朝は、5時30分にユースケを高校へと送り出しました。
進研模試を受けるため、早朝の教室で最後の追い込みをするんだそうです。

「2年後はセンターだからね!
 今日は頑張ってこいよ!」

と、声をかけて見送った後、TVのチャンネルをNHKに合わせました。

黙祷を捧げるためです。

あの日から20年たちましたが、
私の中では、今も割り切れないものが疼いています。

人の生死を分ける境目を、『運命』という一言で片付けていいものなのかと。

20年前、私は地元の三流私立大の4年生でした。
年齢は25歳でしたが、社会人を経験してから、
21歳で大学に入り直したため、同学年の皆さんより3歳年上だったんです。

そして、20年前の1月、
同じ22歳の2人の女性の対照的な運命を、私は知ることになりました。

1人の女性は、私の大学の同じ学部の学生さんで、
20年前の今日、阪神淡路大震災で命を失いました。
就職も決まり卒業を残すのみとなった彼女は、自宅損壊の下敷きとなったのです。
大学の掲示板に、彼女が他界したと知らせる紙が貼られていたのを見た時、
私は、大きな暗い穴に突き落とされたような気持ちになりました。

こちらでも、あの瞬間、大きな揺れは感じたのですが、
自分の親戚や近しい人たちは、皆、無事だったため、
TVの中の出来事を、どこか突き放した目で見ていたように思います。

ちょうど父がガンで入院していたこともあり、
まず自分の家族の危機を乗り越えることに必死だったんです。

しかし、大学の掲示板に貼られた1枚の紙が、私を現実へと引き戻しました。
彼女は、あの震災で命を落とし、一緒に卒業式に参加することはないのだと。

そして、そんなショックを受けていた時期、
アルバイト先で、別の1人の女性に出会いました。

私は学生時代、卒業までの3年間、ショッピングセンターでバイトをしていたのですが、
ちょうどバレンタインデイの時期だったこともあり、催事コーナーを担当していました。
そこへ、ホワイトデイが終わるまでの短期バイトで、入ってきた22歳の女性が、

「私、震災で命拾いしたんですよ!」

と、話しかけてきたんです。

彼女は実家がこっち、大学が向こうだったそうで、
向こうでバイトがあったため、アパートで一人暮らしをしていた時、
震災に遭遇したんだそうです。

アパートは半壊状態でしたが、
たまたま自分1人が寝ていた場所だけ、
奇跡的に隙間が出来ていたおかげで、助け出されたんだそうです。

「本棚は倒れ、2階も崩れ落ちていたのに、
 なぜか1階の私が寝ていた場所だけ、わずかに隙間があって、
 もう奇跡としか言いようがない経験でした」

と、彼女はニコニコして語ってくれたのですが、

命拾いをする人、命を落とす人

『運命』という言葉で割り切るには、
なんか……ねぇ……納得できない自分がいました。

でも、これが現実なんですもんね。

あれから20年がたちました。

私も、人生の折り返し地点は超えたので、
私の命が尽きる日も、そう遠くはなく、
20年前に命を落とした彼女と、あの世で出会うことでしょう。

この20年を生き長らえさせてもらった私は、
彼女を心の中に刻みながら、悔いのないよう、
残された時間を過ごしていきます。
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18:00  |  life  |  TB(0)  |  CM(11)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

今晩はv-22

ちょっとした違いって あるのですよね。

亡母は 仕事で大阪のあるホテルの
エレベーターに乗ろうとして人が
一杯で 次のにしたのです。
で そのエレベータは落ちてしまいました。

主人は いつも早く会社にいきます。
もうちょっと後の電車でもいいのに と
思うくらいです。

20年前も 早くいき 会社について
すぐに電車が止まっていて 大騒ぎに
なってるときいたのです。
サリンです。あの電車より 何本か
はやく乗っていたんですよね。

人生は何があるか ほんとに
わからないです。

自然災害は 人間にはなかなか
止められないけれど サリンなど
人為的なものは 許せないです。
800びくに | 2015年01月17日(土) 21:33 | URL | コメント編集

阪神淡路大震災の時
私は、お休みで家にいました。
いつもより遅い時間に起きてテレビを見てびっくり。
(どこかの戦地だと思った。)
とても日本の風景とは思えませんでした。

もうずっと昔の事のようですが
まだ20年なんですね。。。

安らかでありますように。。。


ふくこ” | 2015年01月17日(土) 22:58 | URL | コメント編集

おはようございます。あの地震で大切なお友達を無くされてのですか。今もこの時期になると思いだされるでしょうね。
本当に怖かったですよね。我が家でも一つ間違えばこの世に居なかったかもと背筋が凍る思いがします。
ピーちゃんこ | 2015年01月18日(日) 06:27 | URL | コメント編集

私はあの時、インドネシアに赴任しており、
日本の番組としては唯一映るニュース番組を観て、
呆然としていました。
白黒テレビということもあり、
昔々の出来事のようでした。
一時帰国したとき、あまりの大参事に驚愕しました。

ちよこさんはお友達を亡くされたんですね。
「運命」という言葉だけでは納得しがたい事実を受け入れることは
本当に難しく、自分の命をまっとうする事でしか
気持ちが落ち着かない気がします。
私も生かされた自分の時間を
悔いなく過ごせるようにしたいです。

ぐるこ | 2015年01月18日(日) 13:18 | URL | コメント編集

ご存じのとおり、大阪在住なので、阪神大震災は経験してます。
ベッドで寝ていたら、「ゴゴゴゴゴ」とすごい音が・・・あれを地鳴り(?)というんでしょうか、神戸や淡路ほどじゃないはずですが、それでも本当に揺れがすごかったです。

寝ていたベッド横のテレビが倒れ、その下敷きになった目覚まし時計が壊れ・・・その程度の被害ですみましたが、床で寝てたら、テレビが頭の上に落ちてきた可能性もあるわけで、怖いなと思いました(実際、飛んできたテレビが頭上に落ちてきて亡くなった人もいたようです)。

周囲では家が半壊になった人はいましたけど、怪我とか亡くなった人がいなかったのが幸いでした。

でも、あれから20年もたったのか・・・と思うと、年月のたつのは早いなと思います。
みずほ | 2015年01月18日(日) 16:58 | URL | コメント編集

800びくにさん

> ちょっとした違いって あるのですよね。

お母様の体験も、ご主人の体験も、
難を逃れたからこそ『強運の持ち主ですね』と一言で片付けられますが、
ほんのチョットした違いで、災難に巻き込まれた人にとっては、
運命って言葉は、皮肉でしかないですもんね。

でも、本当に、巻き込まれなくてヨカッタです!!!
災難は逃れられるものなら、どこまでも逃れたい!

> 人生は何があるか ほんとに
> わからないです。

私も、つくづく、そう思います。

> 自然災害は 人間にはなかなか
> 止められないけれど サリンなど
> 人為的なものは 許せないです。

本当にねぇ、自然災害でも対処の方法があったろうにと後悔するものなのに、
それを悪意でもって人為的に行うなんて、決して許されるものではありません!!!
不特定多数のものを狙うというのは、もってのほかだと思います。

自分が被害者になった場合を想像したら、すぐに分かることでしょうに……。
そういう冷静さが欠けている時に、人は悪魔になるんですね。
ちよこ | 2015年01月18日(日) 18:55 | URL | コメント編集

鍵コメさん

 コメント、ありがとうございました!
ちよこ | 2015年01月18日(日) 18:56 | URL | コメント編集

ふくこ”さん

> 阪神淡路大震災の時
> 私は、お休みで家にいました。
> いつもより遅い時間に起きてテレビを見てびっくり。
> (どこかの戦地だと思った。)
> とても日本の風景とは思えませんでした。

私もTVで見ていましたが、あれは戦場でしたよね。
昼になっても黒い廃墟から白い煙が上がる姿は、よその国の出来事のようで、実感がありませんでした。

> もうずっと昔の事のようですが
> まだ20年なんですね。。。

イメージ的には、わりと早く新幹線や高速道路も元に戻り、
今となっては三ノ宮を歩いていても、
震災があったなんてイメージが持てないのですが、
でも、まだ20年なんですよ。

> 安らかでありますように。。。

はい、ふくこ”さんにとっては、東日本大震災のほうが、より身近な出来事で、
私も、なんと声をおかけしたらいいのか、今でも戸惑っているのですが、
そんなふくこ”さんが、阪神淡路大震災の被災者の皆さんに、心を傾けてくださっている姿に、
私は、とても感銘を受けました。

コメント、ありがとうございました。
ちよこ | 2015年01月18日(日) 19:02 | URL | コメント編集

ピーちゃんこさん

> おはようございます。あの地震で大切なお友達を無くされてのですか。今もこの時期になると思いだされるでしょうね。

はい、20年前は、同じ大学で勉強し、これから社会に羽ばたこうとしていたのにと、
22歳の彼女の姿を、悲しんでいたのですが、
今、自分が16歳の息子の親となると、彼女も結婚や出産を体験し、
自分の家族を持っていたんだろうにと……40代の彼女の姿を想像し悲しみを新たにしています。

> 本当に怖かったですよね。我が家でも一つ間違えばこの世に居なかったかもと背筋が凍る思いがします。

はい、隣の県にいた私の家も、かなり揺れたんですが、あの揺れは異常でしたね。
ほんと、日本のような安全な国にいたとしても、ちょっとしたことで命が左右されるというのは、
どこかで覚悟が必要ですね。
ちよこ | 2015年01月18日(日) 19:09 | URL | コメント編集

ぐるこさん

> 私はあの時、インドネシアに赴任しており、
> 一時帰国したとき、あまりの大参事に驚愕しました。

いやいや、私は隣の県に住んでいましたが、
それでもTVの映像では実感がわかなかったので、
そりゃ、外国にいたら、別世界だと思います。

ただ、地震が起きた直後、大阪や神戸に住んでいた友人たちが四国の実家に帰る時、
交通が遮断されていて、1日では帰れないというので、
うちの家に泊めたことが何度かあり、その時、友人たちの口から実体験を聞いて、
初めて、トンデモナイことになったという恐怖を感じました。

> ちよこさんはお友達を亡くされたんですね。
> 「運命」という言葉だけでは納得しがたい事実を受け入れることは
> 本当に難しく、自分の命をまっとうする事でしか
> 気持ちが落ち着かない気がします。

はい、私は大学時代、3人の同窓生が亡くなったのを見てきたのですが、
1人はオーストラリアに夏休みにホームステイしている最中に心不全で他界し、
1人はバイクの事故で命を落とし、そして阪神淡路大震災だったんです。

大学生なんて、1番、元気で健康で、普通、死ねないじゃないですか?!
それが、なんでこんなことになるのか……

親御さんの気持ちを考えると、あまりにも不条理だなって、
悲しみと同時に、憤りさえ感じましたよ。

でも、どんなに私がジタバタしたって、
自分は自分で、しっかり生きていくことしか、出来ないですもんね。

> 私も生かされた自分の時間を
> 悔いなく過ごせるようにしたいです。

はい、お互い、自分の人生を最後まで生き切ってみせましょうね!!!
ちよこ | 2015年01月18日(日) 19:21 | URL | コメント編集

みずほさん

> ご存じのとおり、大阪在住なので、阪神大震災は経験してます。
> 寝ていたベッド横のテレビが倒れ、その下敷きになった目覚まし時計が壊れ・・・その程度の被害ですみましたが、床で寝てたら、テレビが頭の上に落ちてきた可能性もあるわけで、怖いなと思いました(実際、飛んできたテレビが頭上に落ちてきて亡くなった人もいたようです)。

そうですよね。
みずほさんは、ご自身も地震そのものを体験されていますし、
また、復興していく姿も目撃していらっしゃいますもんね。

ほんと、寝ている時間帯だったため、何が落ちてくるのか?! 倒れてくるのか?!
それこそが運命となってしまいましたもんね。
みずほさんが元気でいてくださり、本当に嬉しいですし、ありがたいです!!!

> 周囲では家が半壊になった人はいましたけど、怪我とか亡くなった人がいなかったのが幸いでした。

それが1番ですよね。
まずは命があり、そして健康。
家とかライフラインとかは、後から何とかなりますから。

> でも、あれから20年もたったのか・・・と思うと、年月のたつのは早いなと思います。

いやぁ、ほんと20年って、なんか不思議な気がしますね。
自分もそれだけ年をとったわけですが、
もう20年という気持ちと、まだ20年という気持ちの間で、微妙に揺れてしまいます。
ちよこ | 2015年01月18日(日) 19:26 | URL | コメント編集

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