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2015'05.24 (Sun)

連れ合いの看取り方

昨日、25年ぶりに再会した学生時代の友人との会話で、
最も比重が大きかったのは、父親の末期がんの話題でした。

私は見送った経験者で、彼女は、これからの人。

でも、夫婦で、どちらが先に旅立つかというと、
そりゃ、夫がお先にという場合が多いかと思うのですが、

残される妻は、どう夫の末期がんに向き合うか?!

というのが、娘にとっても、かなりのストレスなんですよね。

我が家の場合、死にゆく父に、自分のキャパが小さいがためにパニックになり、
父に八つ当たりする母を見て、私は、かなりゲンナリしましたもん。

まだ父は生きているのに、父の目の前で、父の部屋をスッカラカンに片付け、
パッカパカ、ゴミとして父の所有物を、母は捨てていくんですよ……。
父の死後、時間はいくらでもあるのだから、
その時になってやればいいのにって声をかけても、母は聞く耳持たずで、
父も、その時には息絶え絶えですから、黙って母の姿を見てるだけ。

それに、葬儀が面倒臭いので、密葬にしたいという母の希望で、
命の期限がついてからというもの、父は外界から遮断され、
誰とも連絡をとれなくなってしまいました。

私だったら、最期に会いたい友人が父にいたら、
交通費を払ってでも、その方に来てもらうのにって思うのに、
母は、余計な情報が洩れ、
葬儀に家族以外の人を呼ぶことになるのは煩わしいと、
一切、父の外部との連絡を切ったんですね。

その、あまりの母の非情ぶりに、
娘として父に何度か尋ねてはみたのですが、
父も母の性格を熟知しているため、何も私には言いませんでした。

まぁねぇ、連れ合いの場合、先に逝くほうがお得感があるのは否めません。
後始末は、残された者がするのですから。
それを考えると、父も母に遠慮していたのでしょう。

でね、その時の私の状況というか、気持ちが、
昨日、25年ぶりに再会した友人も、同じだったんですよ。

彼女の家は現在進行形で、母親が父親を罵っているそうで、
うちと同じく、連れ合いの死を受け止めきれずパニックを起こし、
父親に言葉の暴力を浴びせているんだそうです。

「あんたが保険に入ってなかったから、1回の治療で7万円も飛ぶ!」

「そんなヨボヨボの姿で、家の近所を歩かないで!
 近所の人に、この家は病人がいるってウワサがたつでしょ!」

とか、ボコスカ半狂乱で叫びまくる母親を、
娘であっても止めることが出来ず、
彼女は、父親に申し訳ないって、自分を責めてしまうとのこと。

でね、私も、死にゆく父を前にしての母の態度に、
父の1周忌ぐらいまでは、納得できないというか、怒りも感じていたのですが、

「こんな女性を妻に選んだのは父親自身なのだから、自業自得!」

と、思うようになって、なんかスッキリ気持ちが落ち着きました。

夫婦の関係に、子どもは入れないというか、
長年かけて2人で作り上げた関係の集大成が、最期に披露されるので、
そりゃ、夫婦の問題ですわ。

はい、この私の考えを彼女に話したところ、
彼女、すっかり納得していました。

「傍目には、いい夫婦、いい親子って映っているから、
 誰にも、こんなこと話せなかったんだけど、
 ちよこは、学生時代、何度もうちに泊まりに来て、
 うちの両親が変だって知ってるんで、話せてヨカッタよ!

 それに、そうだよね、母さんを選んだのは父さんだから、
 これから母さんのテンションは、さらに上がっていくんだろうけど、
 そんな関係しか築けなかったのは、父さんの自業自得だわ」

はい、娘だって娘の人生があるし、自分の家族もいるので、
両親の間に入り、絶えず見張るわけにもいきませんし、
だからといって、娘が罪悪感を持つ必要もありません。

夫婦の問題は、世代間連鎖を断ち切り、夫婦で解決してください!!!
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Comment

こんばんは

今夜も「ふむふむ。そうだよなぁ。」と
うなづきながら拝見しました。

今 世間では子どもの負担になる
ダメ親と言うのが社会現象となっているそうです。

母親なのに、
母親だから、
私も考えておかなくちゃ。

こっぺ | 2015年05月24日(日) 21:17 | URL | コメント編集

おはようございます。辛いですよね。
我が母は、夫に急死されてもう、心が父と一緒に亡くなったような人生でした。いくら娘の私が慰めても何しても駄目でした。
私だって、きっとそうなると思うんです。だから、結婚の約束は、主人が私より長生きしてねって事です。たぶん、そうなると思っています。
ピーちゃんこ | 2015年05月25日(月) 05:37 | URL | コメント編集

それを娘として見守るのは辛いですね。
お友達の方は、ちよこさんに会えて
話せて心が軽くなったのではないでしょうか。

私も母が亡くなってからの父を見てると
夫婦間では、先に死んだ方がいいと思いました。
理想は、子供自立して
親としての心配が無くなった後
老後を夫婦二人で存分に楽しみ
2人一緒に苦しまずに眠るように終えることでしょうか。
難しいでしょうね。そんな事。
ふくこ” | 2015年05月25日(月) 08:26 | URL | コメント編集

ソノ通り

夫婦の関係は、どちらかだけが責任を執るというものではないのでしょう。やはり、二人。
輝く時だけを”私達”と呼んで、苦しい時は”アナタだけ”なんてのはオカシイのです。
人間関係は、できた、のではなく、作ったと考えたほうが正しいようです。

ただ、苦しい時の人はソノ苦しさゆえに、自分でも思わぬ行動をとるコトがあります。
正しくはないのだけれど、理解してあげるられる場合があるのです。

「ダメ!」と、切り捨ててしまう前に、見つめて考えてあげる少しの余裕、「ああ、この人も苦しいんだな」って、
すると、違った見え方が浮かぶコトもあるようです。

どちらにしても、長い時間がかかります。
いやがらずに、何度でも思い出して考えてあげるのも”親孝行”なのでは?
ちよこさんの現在に影響を与えているのも”親”だからこそ、
あの時だけの、良いや悪いだけで終わらせては、、モッタイナイですよ
dowさん | 2015年05月25日(月) 09:00 | URL | コメント編集

こっぺさん

> 今 世間では子どもの負担になる
> ダメ親と言うのが社会現象となっているそうです。

いやぁ、そうだと思いますよ。
実際、うちも、そうですもん。
ダメ親(特に母)というよりは、毒親と言いますかねぇ。

まぁ、こっぺさんも仕事で、こういう親たちと接する機会が多いことでしょうが、
私が思うに、私の母が悪いとか毒というよりも、
母の母(私の祖母)、そのまた母の母の母というように、
娘を支配することが母の務めというのが、ずっと世代間連鎖で続いてきたのでしょう。


> 母親なのに、
> 母親だから、
> 私も考えておかなくちゃ。

はい、ぶっちゃけ、私は息子でヨカッタなって思いましたもん。
これで、私は娘をコントロールすることはないですし、
息子は、お嫁さんの尻に敷かれてくださいということで……。
ちよこ | 2015年05月25日(月) 19:36 | URL | コメント編集

ピーちゃんこさん

> 辛いですよね。
> 我が母は、夫に急死されてもう、心が父と一緒に亡くなったような人生でした。いくら娘の私が慰めても何しても駄目でした。

いやぁ、連れ合いって、そういうもんだと思いますよ。
愛が深ければ深いほどというか、依存ってことになるのかもしれませんが、
でも、夫と娘では、立ち位置が違うんですよね。

ただ、心の準備もなく、突然、旅立って逝ってしまった場合は、
特に、気持ちの整理がつかないというか、立ち直るのが難しいという話しは良く聞きます。

こればっかりは、どうしようもないんですけどね……。


> 私だって、きっとそうなると思うんです。だから、結婚の約束は、主人が私より長生きしてねって事です。たぶん、そうなると思っています。

はい、私も、自分のほうが先に逝くって信じてますよ!
まぁ、私の場合は、パートナーが先に逝ってくれたら、
私自身は、さっさと気持ちを切り替えられると思っていますが、
自営で飲食店の場合、圧倒的に、奥さんのほうが先に他界するというケースが多いんです。

気苦労が絶えないんでしょうね。

でも、ピーちゃんこさんちは、ご主人、ほんと優しい方ですし、
愛されてるっていうのが、ブログからも伝わってくるので、
そりゃ、看取るとなったら、ピーちゃんこさん、辛いだろうなって想像つきますよ。

それでも、娘さん2人は、ピーちゃんこさんのいつでも味方ですから、
どんな未来であっても、心強いですね!!!
ちよこ | 2015年05月25日(月) 19:44 | URL | コメント編集

ふくこ”さん

> それを娘として見守るのは辛いですね。
> お友達の方は、ちよこさんに会えて
> 話せて心が軽くなったのではないでしょうか。

はい、こういうのって、なかなか近くにいる友人や知り合いには話し辛いですよね。
特に、母親の悪口を他人に語るとなると、娘は罪悪感を抱きがちですから。


> 私も母が亡くなってからの父を見てると
> 夫婦間では、先に死んだ方がいいと思いました。

そりゃ、絶対に、そうですよ!!!
看取って、葬式して、後始末……こんなに面倒臭いことないですもん。

先に逝ったもんが勝ちです!


> 理想は、子供自立して
> 親としての心配が無くなった後
> 老後を夫婦二人で存分に楽しみ
> 2人一緒に苦しまずに眠るように終えることでしょうか。
> 難しいでしょうね。そんな事。

私の両親は、子ども自立(私は経済的にダメだったけど)、
老後は夫婦で、さんざん旅行しまくって楽しみ、
そして父は、母が体力があるうちに、末期がんで他界しましたから、
ある意味、ベストに近い夫婦の在り方だとは思うんです。

2人一緒にっていうのは、そりゃ無理ですが、
でも、理想としては、そう思いますよね。

って、それだけ、ふくこ”さんって、夫のことを愛しているんですね!!!

私の周囲の女友達では、
早く夫が逝ってくれて、残りの人生を1人で謳歌したいっていう方、
けっこう、多いんですけどね(苦笑)。
ちよこ | 2015年05月25日(月) 19:51 | URL | コメント編集

dowさん

> ただ、苦しい時の人はソノ苦しさゆえに、自分でも思わぬ行動をとるコトがあります。
> 正しくはないのだけれど、理解してあげるられる場合があるのです。
> 「ダメ!」と、切り捨ててしまう前に、見つめて考えてあげる少しの余裕、「ああ、この人も苦しいんだな」って、
> すると、違った見え方が浮かぶコトもあるようです。

はい、私も、父が他界して1年ほどは、
父の最期に対する母の態度に、怒りや失望を感じていましたが、
それでも、私は、新幹線で通わねばならないほど遠くに住んでおり、
母が一人で背負っていたことを思えば、仕方ないことだと、
今ではアレで良かったんだと思っています。

母には今でも内緒にしていますが、
父の親友の方々には、私から父の最期に関して手紙を書き、
父とのお別れが出来なかったことへの謝罪と、
これまで父がお世話になったことへの感謝の言葉と共に送りました。

そういうこともあって、まぁ、私の中でもケリが付いたって感じですね。

それに、母は私を支配することでしか愛情表現が出来ないのですが、
母の母も、そうやって母を縛ってきたという歴史があるため、
これも仕方ないのでしょう。

母なりに、私のことを心配し、愛してくれているというのは分かるため、
ユースケが高校を卒業した時は、店をたたみ、私の実家にパートナーと2人で帰り、
母の最期を看取ります。

dowさん、親の気持ちを代弁していただき、ありがとうございます。
ちよこ | 2015年05月25日(月) 19:59 | URL | コメント編集

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