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2015'07.22 (Wed)

ライ麦畑でつかまえて

20150722.jpg

1980年代の半ば、私が高校1年生の時、
県立図書館で、この本と出会いました。

【ライ麦畑でつかまえて】

村上春樹さんが訳す前の話しです。

ストーリーは、知っている人は知っているし、
知らない人には、どーでもいいような内容なのですが、
ティーンの時に読んだ私には、鮮明に記憶に残りました!

まず、見た目がですよ、
県立図書館で貸し出されていた本(ハードカバー)なのに、
超ボロボロで、ガムテープで何度も修復された跡が残っていました。
さらに、いろんなページに、鉛筆やペンやマーカーで書き込みがされており、
ユースホステルに置いてある自由に書き込める雑記帳のような存在に、
この本自体がなっていたんです。

手に取った瞬間、読む以前に、その風体からして異様でしたわ。

で、知らない人のために簡単にストーリーを解説すると、
成績不振で高校を退学させられた主人公(男子)が、家に帰るまでの3日間、
悪態をつきながらニューヨークを放浪するんですが、
思春期特有のピュアな心と世の中の汚い現実との間で、
上手く折り合いをつけられない主人公の不器用な姿が、とっても共感を呼ぶんです。

でね、本のタイトルにもなっていますが、主題はココです。

自分は、広いライ麦畑で遊んでいる子どもたちが、
気付かずに崖っぷちから落ちそうになったときに、
捕まえてあげるような、そんな人間になりたい……


はい、結局、家に帰ってきた主人公を、賢い妹が出迎えるのですが、

「お兄ちゃんは、いったい何がしたいのよ!」

って、3度目の中退で帰ってきた兄を妹が責めた際、
主人公が言ったセリフです。

で、私は、その、
【ライ麦畑で子どもが崖から落ちそうになった時につかまえてあげる人】
に、自分も将来、なれたらいいなぁって、心の片隅で思って生きてきた
んですよ。

私の中でのイメージは、

子どもたちを少し離れた場所で見守っていて、
いざという時、無償の愛を示せる大人


そういう感じですかねぇ……
だって日本の西日本側に住んでてライ麦畑なんて見かけたことないし、
崖なんて、TVのサスペンスドラマ以外で目にすることもないですから!

けど、そんな大きな野望を抱きつつ、実際の自分はちっぽけな人間で、
さらに、心の病も抱えてしまい、アップアップ溺れているため、
私でも出来る【ライ麦畑のつかまえ人】っていうのはですね、

1年に1度、かつて息子が所属していた中学のソフトテニス部の最後の戦いに出向き、
子どもたちと一緒に応援すること!


これぐらいなんですよ。

私の中の勝手な解釈なんですが、
やっとお勤めを果たせたかなって、今、かなりホッとしています。
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Comment

其々の場所で

人は一人では暮らせない生き物です。

だから、どうしても他人との関わりが生まれます。
そして、ソレを正しく行うには自我の開放だけでは不十分で、
他人を受け入れて理解する行為が必要です。

此処から、生まれたのが” 愛 ”であろうと考えます。
つまり、愛、は必然なのです。

どんな境遇の人にも、人である限り必要なのですね。
ところがコレ、親子親戚など身内の、愛、は見えにくいのです。
身近に、日常的に存在するからでしょうか?(悲しいですね)

見知らぬ人のソレには敏感に気づくのですから、、身内はやりきれないですね。

こんな特性を持つものですから、人と多く交わるコト、
人に自分から、かかわっていくコト、
努力の大小を測らないコト、などが必要なのでしょう。

其々のできるだけを、続けて行く暮らしが、人らしい、のです。

ちよこさんの過ごし方で、良いのだと思いますよ。(声援!!)
dowさん | 2015年07月23日(木) 07:03 | URL | コメント編集

dowさん

> 人は一人では暮らせない生き物です。

はい、そうなんですよねぇ。

> つまり、愛、は必然なのです。
> どんな境遇の人にも、人である限り必要なのですね。
> ところがコレ、親子親戚など身内の、愛、は見えにくいのです。
> 身近に、日常的に存在するからでしょうか?(悲しいですね)

身内からの無償の愛って、過剰に与えられている人からすれば、うっとうしいかもしれませんし、
与えてもらえなければ、すごく飢えてしまうもんですが、
でも、そういう心の状態を、子ども自身は、まだ幼くて気づけないですもんね。


> 見知らぬ人のソレには敏感に気づくのですから、、身内はやりきれないですね。

そうそう、そんなもんですよ!
他人がしているのを見たら、「あぁ、こんな人もいるんだ!」って思うのにねぇ。


> こんな特性を持つものですから、人と多く交わるコト、
> 人に自分から、かかわっていくコト、
> 努力の大小を測らないコト、などが必要なのでしょう。
> 其々のできるだけを、続けて行く暮らしが、人らしい、のです。

いやぁ、私も、ちょっとズレてはいましたが(母からのコントロールが強かったので)、
両親からは愛されましたし、
それと同時に、地域の方や見ず知らずの人にも優しくしていただいたことが多かったので、
こういうことを積み重ねて、自分も思いやりという気持ちが理解できるようになったんだと思います。

いい面も悪い面もありますが、それすら学習ですから、
まずは色んな人と関わることが子ども時代は大切ですよね。


> ちよこさんの過ごし方で、良いのだと思いますよ。(声援!!)

ありがとうございます。

出来る人が、出来ることを!

dowさんも、いろんな形で社会に還元されているので、
ブログを拝読しながら、いつもスゴイなって、尊敬しております!!!
ちよこ | 2015年07月23日(木) 18:49 | URL | コメント編集

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