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2016'02.01 (Mon)

引き渡し

20160201.jpg

今日の午前11時に、店を次に借りたいという方に引き渡してきました。

昨年末で営業は終了しましたが、
片付けもあるため、1月末までは借りていたんです。

営業していないのに、1か月分の家賃が引き落とされるのは辛いですが、
『居抜き』という形で、次に借りたいという方が現れたおかげで、
家賃分ぐらいは何とかなったかなという感じです。

といっても、次に借りられる方は寿司屋ではないですし、
16年も使っていたら備品もイマイチのものが多く、
結局、最低限の内装だけ残し、あとは引き払いました。

でも、次に借りられる方は、ちょっと変わった方で、

「包丁を置いていってもらえませんか?」

って、言ってきたんです。

ただ板さんにとって包丁は命ですし……
なんて、そこまで大袈裟ではありませんが、
自分の手に馴染んだ包丁を使わないと、
かえって大怪我しますからね。

うちのパートナーも、その点を指摘して、

「ご自分が使い慣れた包丁のほうがいいですよ」

と、言ったら、それ以上は要求してこなくなりました。

私も何度か包丁で手を切りましたが、
包丁で切るとスパッと直線で、深くまで切れるため、
痛みもそうですけど、出血が酷いんです。

それでも私は病院で縫ってもらうことまではなく、
瞬間接着剤のアロンアルファで傷口を止めてました。

なんて、もう過去の思い出となってしまいましたね。

16年、仕事場として愛着はありましたし、
あと1年、まだコッチにいるため、
もう1年頑張りたかったのですが……現実は厳しかったです。

お金はシビアでした。

パートナーとも話したのですが、

「しばらくは、ココは通りたくないよねぇ」

全く綺麗な店に生まれ変わった姿を見るのは、
まだ胸が、そこまで痛みませんが、
壊されていく様を眺めるのは、やっぱり辛いです。

さて、引き渡す前、まだ誰も来ていない時、
店に御礼を言いました。

「私たちの力不足で、あと1年、続けられなくて、ごめんなさい。
 新しい方と、どうか素敵な時間を過ごしてくださいね。

 新築に店を構えてからの16年間、
 ずっと見守ってくれて、本当に、ありがとうございました!」


目頭が熱くなって、涙がこぼれてきましたが、
未練がましい姿は見せたくなかったので、すぐに涙を拭いて前を向きました。
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18:34  |  life  |  TB(0)  |  CM(20)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

こんばんは。

16年間 本当にご苦労様でした。
これまで ずっと居たお店に あと 行けないと思うと
辛いというか 後ろ髪ひかれますよね。
でも これからの 人生に 向かって 
一歩一歩 進んで 行かなくっちゃね。
これからも 頑張ってください。
ピオーネ親父 | 2016年02月01日(月) 22:10 | URL | コメント編集

サラリーマンは、勝手に定年という時期がくるんですけれど
自営の方はご自身で線をひかれるのだと
改めて思いました。
本当に、お疲れ様でした。
そしてまた、新しい一歩を踏み出してくださいね。
ぐるこ | 2016年02月02日(火) 01:13 | URL | コメント編集

おはようございます。
お疲れ様でした。
手を怪我されて接着剤を塗るなんて考えられませんが、痛くなかったですか?そんなに切れるのですね。我が家の包丁は、ナマクラでして・・・トマトが切れない。。潰れてしまいます。上手に研げなくて困ります。
ちゃんとお店にご挨拶されてご立派です。
これで、新しい世界へ出発できますね。
ピーちゃんこ | 2016年02月02日(火) 05:14 | URL | コメント編集

16年間、お疲れ様でした。
きっと慣れ親しんだ店もちよこさん夫婦に感謝していると思います。
新しい生活、わくわくしますね(^^)
BB | 2016年02月02日(火) 06:46 | URL | コメント編集

ドッコイ

なにをおっしゃる ” ちよこ ” さん!

お店を見て、寂しいのではありませんよ。
夫婦の頑張りの跡だから寂しいのです。
頑張らない人には寂しさは無いのです。

賑やかな祭りの後の寂しさです。
寂しさを感じるだけ、頑張ったのですよ。
良かった、と、ご主人に手を添えて下さい。

次の祭り、、準備始めないといけませんから、
dowさん | 2016年02月02日(火) 09:11 | URL | コメント編集

When one door shuts, another opens.

哀しいけれど次っ!次っ!
ちよちゃんがんばれっ♪
もも | 2016年02月02日(火) 14:49 | URL | コメント編集

お疲れ様でした<(_ _)>

料理人の包丁は、すごく高価なだけだけでなく
いろいろな思いが詰まっているように思います。
置いていってほしいって。。。ずうずうしいと思ってしまいました。
すみません。流してください。
ふくこ” | 2016年02月02日(火) 16:09 | URL | コメント編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 | 2016年02月02日(火) 16:16 |  | コメント編集

前を向いて、胸を張ってしっかり歩いていけ!!ちよこ一家、ここにあり!!だよ。
まりん | 2016年02月02日(火) 20:05 | URL | コメント編集

ピオーネ親父さん

> 16年間 本当にご苦労様でした。

この一言が最後に聞けて、本当に嬉しかったんです。

> これまで ずっと居たお店に あと 行けないと思うと
> 辛いというか 後ろ髪ひかれますよね。
> でも これからの 人生に 向かって 
> 一歩一歩 進んで 行かなくっちゃね。
> これからも 頑張ってください。

最初にコメントを入れてくださり、応援のメッセージをいただき、
ありがとうございました。

ピオーネ親父さんの言葉を読み、それだけで涙が出てきました。
私の心情を察してくださったコメント、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
ちよこ | 2016年02月02日(火) 21:11 | URL | コメント編集

ぐるこさん

> サラリーマンは、勝手に定年という時期がくるんですけれど
> 自営の方はご自身で線をひかれるのだと
> 改めて思いました。

はい、定年退職というと成し遂げたという感じで喜ばしいですが、
それにリストラであっても、退職金は出ると思うんです。

それが、自営となると、閉店というのは気持ちは敗北感ですし、
さらに赤字で負債のほうが圧し掛かってくるんですよね。

うちは負債までいかないうちに終わりを決めましたが、
最後の年は時給にしたらマイナスになるんじゃない?っていうのが、
自営の怖いところです。


> 本当に、お疲れ様でした。
> そしてまた、新しい一歩を踏み出してくださいね。

ぐるこさん、ありがとうございます。

これで人生が終わるわけでもないので、これから楽しいことを探していきますね。

大将も19歳から、ずっと包丁を握ってきたので、
この1年は包丁を握らないバイトも含めて、いろんな経験が出来たら、
それも面白いって思ってくれたらいいんですけど。

新しい一歩、少しずつ前進ですね!
ちよこ | 2016年02月02日(火) 21:17 | URL | コメント編集

ピーちゃんこさん

> お疲れ様でした。

ピーちゃんこさん、ありがとうございます。


> 手を怪我されて接着剤を塗るなんて考えられませんが、痛くなかったですか?そんなに切れるのですね。我が家の包丁は、ナマクラでして・・・トマトが切れない。。潰れてしまいます。上手に研げなくて困ります。

はい、切れる包丁で切ると、深くまで切れてしまうので、メッチャ痛いですよ!!!
まぁ、店では大将が庖丁を研ぐのが趣味のため、仕方なく使っていますが、
家では、ピーちゃんこさんと同じく、ネギが切れない包丁を使っています。
怖いですからねぇ~~~。

でも、先月、パートナーが家にいるようになって、
家の包丁を、ついに研いでしまいました!!!

切れ味が鋭くなり、私は困っています……。


> ちゃんとお店にご挨拶されてご立派です。
> これで、新しい世界へ出発できますね。

はい、また別の世界に向かっていきます!

いつも元気と笑いをくださるピーちゃんこさん、ありがとうございます。
ちよこ | 2016年02月02日(火) 21:22 | URL | コメント編集

BBさん

> 16年間、お疲れ様でした。

BBさん、声掛け、ありがとうございます。


> きっと慣れ親しんだ店もちよこさん夫婦に感謝していると思います。
> 新しい生活、わくわくしますね(^^)

お店さんも、そう思ってくれているといいんですが。

今日は怖くて店の前を通れませんでした。
生まれ変わってOPENするのは3月とのことですが、
壊されていく過程を見るのは辛いですから。

でも、ほんと、新しい生活に向かって、気持ちを切り替えます!!!

BBさん、コメント、ありがとうございました。
ちよこ | 2016年02月02日(火) 21:31 | URL | コメント編集

dowさん

> お店を見て、寂しいのではありませんよ。
> 夫婦の頑張りの跡だから寂しいのです。
> 頑張らない人には寂しさは無いのです。

そうかもしれませんね。
子どもと一緒に、双子のように育ててきたつもりだったので、
手をかけ目をかけてきたぶん、寂しく思うのでしょう。


> 次の祭り、、準備始めないといけませんから、

そうですね!

まだまだコッチの子どもにはお金がかかりますし、
次の祭りを盛り上げていくために、今は充電期間ですね。

コメント、ありがとうございました!!!
ちよこ | 2016年02月02日(火) 21:34 | URL | コメント編集

ももさん

> When one door shuts, another opens.

確かに、扉を閉めてから、次の扉を開けますよね!

そうそう、昔、読んだ米文学(ホテル・ニューハンプシャー)で、

「開いた窓の前では立ち止まるな!」 Keep passing the open windows.

という文章を、ももさんの英文を読んで思い出しました!

次々と災難に見舞われる一家のお話しでしたが、
現実逃避(窓の外)ではなく、苦しい現実(窓の内=部屋)に踏みとどまってこそ、
失うものもあれば、得られるものもあるというメッセージが込められていました。


> 哀しいけれど次っ!次っ!
> ちよちゃんがんばれっ♪

ももさん、ありがとっ!
ちよこ | 2016年02月02日(火) 21:51 | URL | コメント編集

ふくこ”さん

> お疲れ様でした<(_ _)>

ふくこ”さん、頭を下げていただき、スミマセン。
こちらこそ、コメント、ありがとうございます。


> 料理人の包丁は、すごく高価なだけだけでなく
> いろいろな思いが詰まっているように思います。
> 置いていってほしいって。。。ずうずうしいと思ってしまいました。
> すみません。流してください。

いや、まさに、私もふくこ”さんと同じことを思いましたし、
家に帰ってから大将に愚痴りましたよ。

っていうか、その方は包丁が料理人の命だからと、嫌味で言ってきたのではなく、
店を出す資金が十分ではないので、お金を節約したいという感じだったんです。

そのため、その一言を聞いて、『大丈夫かなぁ……』って、
ちょっと次の店が長続きするのか心配になりました。

はい、それこそ余計なお世話ですよね。

聞き流してください(笑)。
ちよこ | 2016年02月02日(火) 21:57 | URL | コメント編集

鍵コメさん

メッセージ、痛いほど伝わってきました。

コメントを残してくださり、嬉しかったです。

ありがとうございます。
ちよこ | 2016年02月02日(火) 21:59 | URL | コメント編集

まりんさん

> 前を向いて、胸を張ってしっかり歩いていけ!!ちよこ一家、ここにあり!!だよ。

まりんさん、ありがとうございます!

そうですね、これからですもん。

胸を張って一歩一歩、進んでいきます。
ちよこ | 2016年02月02日(火) 22:00 | URL | コメント編集

ももも

それ読んだ憶えある~♪
遠い昔に高校の時です(笑)
もも | 2016年02月03日(水) 14:46 | URL | コメント編集

ももさん

> それ読んだ憶えある~♪
> 遠い昔に高校の時です(笑)

ですよねぇ、私たちが高校生だった頃、
ジョン・アーヴィングの小説って、『ガープの世界』もそうですけどぉ、
『ホテル・ニューハンプシャー』も映画化され、ちょっとしたブームでしたもん。

でも、『ホテル・ニューハンプシャー』に出てくる個性的な人たちの中に、
ももさんも、登場人物として出てきてもオカシクナイですよ!

そんな不思議な世界観を持つ小説でしたね!
ちよこ | 2016年02月04日(木) 21:43 | URL | コメント編集

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