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2016'05.16 (Mon)

不条理の行方

昨日のブログで、幼稚園のお遊戯会の時、
お芝居の主役は2人しかおらず、
その他40名は、どうでもいい役だったって書きましたが、
あの時の不条理な扱いは、私、今でも鮮明に覚えています。

まず、主役の選び方は、先生の独断で即決しましたし、
その後、お遊戯会の練習をする時間が、かなりあったのに、
笠地蔵に出てくる、お爺さんとお婆さんのシーンばかり、
先生が付きっきりで演技指導したんです。

なので、私たち、その他大勢のお地蔵&雪の妖精は、
ただ延々と眺めているだけで退屈してしまい、
お喋りしたり、ケンカしたりしては、
先生にメッチャ怒られ、廊下に立たされたのでした。

でね、結果的には、主役の2人は完璧な演技をして、
観客の喝采を浴びたのですが……

世の中は不条理だ!(オカシイ!)

と、私は6歳にして、人権活動家への一歩を踏み出したのでした。
(ウソです、まったくそのような活動をしておりません)

ただ、この話しには続きがありまして、
幼稚園の時は、
地域の名士のお子様とか、附属小学校に進学するようなお子様が、
先生の一存で、いつもスポットライトに照らされていたのですが、
小学校に上がると、そういう地域の力関係に左右されなくなり、
私のような下々の者にも、声がかかってくるようになったんです。

ただ、当時は相変わらず、担任の先生の鶴の一声で決まってしまい、
これまで、不条理だって怒りを感じていた側の私は、
今度は、先生に、いつも選ばれる側に回ってしまったのでした。


「次のクリスマス会は、この学年は劇をすることになりました。
 クラスから女子1名が出るので、ちよこさん、お願いしますね」


はい、こんな感じです。

舞台の上で演技をしながらセリフを喋る私の下には、
200名近い残りの子どもたちが、縦笛を吹いてBGMを担当していました。

う~~~ん、毎年、毎回、選ばれるのは嬉しかったのですが、
でも、『他の子はつまらないだろうなぁ……』って、罪悪感は持ってましたよ。
それでも、選ばれるのが嬉しくて、辞退するってことはしなかったのが、
まぁ、私の計算高いところだったんですね。


そして月日は流れ、今の時代の話しになります。

ユースケの保育園では、お遊戯会となると、
どの役をやりたいか、まず本人の希望を聞きます。
その結果、例えば一寸法師では、主役の一寸法師が4人いるんです。
前半の主役2人、後半の主役2人。
セリフも、皆で分担です。


そうしないと、保護者からクレームがくる時代なのかもしれませんが、
初めて、そのお遊戯会を見た時は、違和感アリアリで、ビックリしました!

で、それが小学校に上がると、オーディション制になるんです。

学年全員が体育館に集合し、学芸会の劇と役の説明が行われた後、
自分がやりたい役がある子は立候補します。

そして、立候補者全員が簡単なセリフを言い、誰が相応しいかを、
皆で手をあげて、多数決をするという民主主義ですな。
ただ、この時は、立候補した子も手を上げる子も、
みんな目をつぶっているというのが条件なので、
本当に数が正しいかどうかは、先生にお任せするしかないんですけどね。

はい、こんな感じで、私が子ども時代に感じていた不条理の行方は、
今、とりあえず民主主義で解決されるようになっていたのでした。
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Comment

平等

社会生活を営む人間には、格差と不条理がつきものと、

それらに抗する手立てはないのでしょうかねー?

知識と元気は、他人からいただける。
与えた人が減って困ることも無いステキなモノだよ、、と、

ムカシ、、は言われたモノなのですがねーー。
dowさん | 2016年05月17日(火) 09:18 | URL | コメント編集

dowさん

> 社会生活を営む人間には、格差と不条理がつきものと、
> それらに抗する手立てはないのでしょうかねー?

はい、民主主義でも社会主義でも、格差と不条理は無くならないっていうのが、
20世紀に、アメリカとソ連で証明されましたもんね。

先日、TVでやっていましたが、
日本の縄文時代が1万年続いたのは、世界でも例がないそうで、
1つの文明がこんなに長期にわたって存続できた理由は、
自然と共にあったからなんですって!

ようは、稲作が始まる弥生時代になると、
米を蓄えることで生活は困らなくなっても、
貧富の差が生まれ、争いも起きるようになりました。

蓄えることが出来ず、
春は山菜、夏は魚、秋は果実、冬は獣を食べて生きていた縄文人は、
飢える心配はあっても、実は平等だったんですって。


> 知識と元気は、他人からいただける。
> 与えた人が減って困ることも無いステキなモノだよ、、と、

> ムカシ、、は言われたモノなのですがねーー。

そうなんですよ。
知識と元気を共有してこそ、人生は豊かになるという価値観が薄れ、
タックスヘイブンもそうですが、自分さえよければという人が増えたんですよね。

人間が多くなり、富の配分が難しくなってきたこともあるのでしょうが、
モラルや宗教という精神性が薄っぺらい世の中になってしまったことも、
大きく影響しているのでしょうね。


dowさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2016年05月17日(火) 17:40 | URL | コメント編集

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