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2017'02.01 (Wed)

羅針盤

先日の日曜、ユースケは高校の卒業制作展の撤収のため、
夕方に美術館に到着したのですが、思いがけない再会があったんです。

閉館の30分前、ユースケが保育園時代から7年間お世話になった、
絵画造形教室の先生が、作品を見に来てくれたのでした。


年賀状でのやり取りはありましたが、ここ数年、会っていなかったこともあり、
先生はユースケの成長ぶりに、とても感激していました。

私たち親子は、この絵画造形教室というか、この先生に出会わなければ、
美大という選択はしなかったでしょう。


先生の息子さんが、ユースケが通う高校の芸術科を受験したことで、
こういう高校が存在すると知りましたし、
(残念ながら、先生の息子さんは不合格だったため、
 私立高校のデザイン科に進みましたが)
その後は、地元の美大に進学したと聞き、
私たちも美大を目指してもいいんじゃないかと、思うようになったのでした。

そういう意味では、
ユースケの人生の選択に多大な影響を与えてくだったのは、
絵画造形教室の先生と、その息子さんです。

私は、ユースケが教室を小6で卒業した後から知ったのですが、
先生ご自身は、武蔵野美術大学の視覚デザインを卒業されており、
その辺の手先が器用なオバチャンでは、決してなかったのでした。

振り返ってみると、画塾の所長は藝大ですが、
高校の芸術科の先生は、皆さん教育大出身で、
美大進学を的確に指導できる技量は、持ち合わせていませんでした。

そんな中、5歳から11歳まで、
力量のある先生に才能を伸ばしていただいたことが、
どれだけユースケの財産になったことやら……


感謝してもしきれません。

まぁ、本人が物作りが大好きだったこともありますが、
周囲が、みんな辞めていっても、最後まで残ったのは、

上手・下手は関係なく、物作りって楽しい!

という基本姿勢を、先生が貫いてくれたからです。

自分の色に染めようとしないどころか、
決して否定することなく、いつも褒めて長所を伸ばしてくれたことが、
どれだけユースケの自信につながったことか!

その時の体験があったからこそ、この道を選ぶに至りましたし、
私たち夫婦も祖母も、みんなで協力して、
ユースケの美大進学を後押しすることになったのでした。

ただねぇ~~~、先日の再会で、意外なことを聞いてしまいました。

「うちの息子、美大に4年までいたのだけど、中退したの」

とのこと……。

先生の息子さんなので、素晴らしい美術のセンスはあったのですが、
世の中のルール(期限内に作品を間に合わせる)が守れず、
結果的に、大学を卒業することは出来なかったのでした。

あちゃー!

まぁ、そういう破天荒な部分があってこそアーティスト!
と、言えば、聞こえは良くとも、
今の時代、それじゃぁ、お金は稼げません。

現在は、フリーターだそうですわ。

ほんと、才能があっても、性格に難があったら、
今はチームワーク(分担作業)で、仕事をするのが当たり前のため、
使い物になりません。

先生も息子さんの話しをする時は寂しそうでしたが、

「ユースケくん、あなたは私の宝物だから、
 大きく羽ばたいていってね!」


と、力強くユースケの手を握って、送り出してくれたのでした。
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Comment

出会い

良い人に出会ったと、

成長したユースケ君がいえる為には、
ユースケ君の人生が、、タダの成功だけでない、実りのアルものでなければなりません。

良い人に、
素晴らしい人になったね、と、

「アナタに、良い人に逢ったから、と、言われる嬉しさ」 と、

そんな素敵な人になる責任を負う事なのです。

さあ、頑張れ、、ユースケ君。、
フゥーさん | 2017年02月02日(木) 08:23 | URL | コメント編集

フゥーさん

はい、【良い人に出会った】というのはラッキーではありますが、
では、今度は自分が【『良い人に出会った』と言ってもらえる人になる】のは、
簡単なことではありません。

でも、いい出会いがラッキーを運んで来てくれたのですから、
それを活かす人へと成長するのは、ある種の使命であると私は思っています。

世の中、特に子どもにとっては、どんな家庭に生まれてくるかによって、
大きく人生を左右されてしまいがちですが、
【自分は恵まれた境遇にいる】という謙虚さを身につけ、
弱者の痛みが分かる大人になってほしいものです。


フゥーさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2017年02月03日(金) 18:07 | URL | コメント編集

美大をドロップアウトするような人は、

「ああ、この人はどんなところにおいてもドロップアウトする人なんだな」

と思ったほうが賢明です。

病気でC大をドロップアウトしたわたしがいうのだから本当です。とほほ。
ポール・ブリッツ | 2017年02月04日(土) 00:05 | URL | コメント編集

ポール・ブリッツさん

おっしゃる通りです。

ヒドイもんでしたわ。

親譲りの美術のセンスはあるので、大学はAO入試で、高校のクラスで最初に決まったのに、
卒業制作展に出品しなかったため、両親が高校に呼ばれ平謝りし、レポートを書き、
なんとか卒業させてもらったのに、大学でも同じことを繰り返しました。

クズですね、クズ。


けど、ポールさんのC大、スゴイです!

ユースケの偏差値では、とてもじゃないですが受験できませんでした……。

それに、病気は本人も家族も、誰も悪くありません。

私は生まれつき脳が脆弱だったことと、母親からの厳しい躾けで、
これから一生、不安障害を抱えて生きていくことになりましたが、
仕方ないって、割り切るようにしました。

自分を責めても、病気が悪化するだけなので……。

もう共存ですわ。


はい、ポールさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2017年02月04日(土) 21:55 | URL | コメント編集

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