All archives    Admin

06月≪ 2017年07月 ≫08月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031

2017'02.06 (Mon)

ナルシストの美学

昨日は、三島由紀夫の話題を書きましたが、
今日のブログは、三島由紀夫とも、ちょっと関連がある【自衛隊】です。

ユースケのクラスの男子生徒も1人、自衛隊への就職が決まりました。

その男の子と、私、たまたま、ゆっくり話す機会があったんです。

私が卒業制作展の控室の番人として、保護者1人で椅子に座っていたところ、
彼が休憩しに入ってきたのでした。。

その時、控室の中は、机に突っ伏して寝ている女の子と私だけでした。

で、彼に【自衛隊に就職が決まって、おめでとう!】って、声をかけたんです。
ユースケから、聞いてましたんで。

実は、彼は1度は落ちたにも関わらず、自衛隊って年に何回も募集があるそうで、
9月はダメだったけど、11月は合格したとのこと。

ただねぇ……
ユースケを含め、男の子たちは全員、正直、彼をかなり心配していたんです。

というのも、腕立て伏せも出来ないほど体力がないのに、

「自衛隊に入って2か月新人訓練を受け、自分はレスキュー隊を目指す!」

って、豪語していたからです。

だいたい高校生にもなると、普通は、夢と現実の境目って分かるじゃないですか?

マラソン大会でも下から数えて10人の中に入り、腕立て伏せも出来ないし、
第一、運動部でもない美術部で、体力ありません!!!

そういうこともあって、9月は落ちたんだと思うんですが、
もう、本人の中では、【自衛隊に入る】って決めてるんですね。

なので、親も、先生も、友人も、

「やるだけ、やってみたら……」

って、見守ることしか出来なかったのでした。

でね、なんで自衛隊にこだわるのか、私も気になっていたので尋ねてみたところ、
特に、銃が好きとか、戦車が好きとかいうのではなく、
どうも、三島由紀夫的なナルシストの美学に近いんですよね。

「国のために、命を捧げる!」

「だから、僕は一生独身で過ごします!」

なんて、イマドキの高校生に真顔で言われるとは、思ってもみませんでしたわ。

彼の中では、

「訓練中に事故で亡くなるのは無駄死になので、絶対に、嫌だけれども、
 海外に派遣されて死ぬのであれば、国のために自分はかまわない!」


という原理なんですってさ!

まぁねぇ、トランプ大統領になりましたし、
もしかしたら自衛隊の海外任務も増えるかもしれませんが、
彼は、喜んで志願するそうです。

でね、こういう意見を、ユースケが言ったら、私は全力で阻止しますよ。

国のためになんか死ぬな! 自分を大切にしろ!

もちろん自衛隊に勤務し、災害援助など、
多大な貢献をしてくださっている方には、心から感謝しております。

でも、ユースケも体力ないし、私に似て運動オンチ。
わざわざ向いてない人が行っても……ねぇ。
あと、天性のおっちょこちょいなので、
それこそ訓練中にミスをして、周囲を巻き込み負傷させたりしたら、
日本国民にとって大迷惑ですもん!!!

そりゃ、徴兵制があり、男子は全員、行かねばならないというのなら仕方ないですけど。

でね、私は、自衛隊は適性のある人が行くべきところだと思いますが、
彼の場合、とりあえず採用して、訓練に耐えられるかを見るのでしょうね。

で、自衛隊に就職が決まった彼は、
一通り自分の美学を私に語った後、控室を出て行きましたよ。
そして、彼が部屋のドアを閉めた途端、
ムクって、机に突っ伏していた女の子が起き上がり、一言、言い放ちました。

「バッカじゃねぇ!」

彼女は3年間同じクラスで彼を見てきて、そう思ったんでしょうね。

女の子は、リアリストです。
スポンサーサイト
19:12  |  life  |  TB(0)  |  CM(10)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

善悪の理非は置いといて、

「そのくらいのバカくらいは大目に見る」

べきではないかと思います。

当人が幸せだったらそれでいいですし、

挫折したら挫折したで、

「どんな状況に置かれても挫折するような人だったんだなあ」

と考えれば、いくらかでも優しい目で見られるような……(^^;)

自分も自分で、

「哲学の学者になる!」と勢い込んだものの講義に耐えきれずドロップアウトしましたが、

「親の言うこと聞いて法学部に入っても同様にドロップアウトしたんだろうな」と納得して自分を許せるまでに十年かかりましたし(^^;)
ポール・ブリッツ | 2017年02月06日(月) 22:44 | URL | コメント編集

おはようございます。
男ってロマンを追いかける生き物だと思うのです。
ちょっと現実から離れすぎかもしれないけどね。
自衛隊のお仕事のなかでは、炊き出しとか・・違った形もあるし、きっと何か当てはまると思うよ。
今時珍しい考えの男子ですね。お国の為・・・・今も必要だなんて・・平和が続きますように。
ピーちゃんこ | 2017年02月07日(火) 04:20 | URL | コメント編集

かなりの確率で?

男はバカです。(笑)

生まれつき、、なんでしょうね。
治りません。
フゥーさん | 2017年02月07日(火) 08:20 | URL | コメント編集

理由

書き忘れましたが、

類人猿からの歴史、人類の記憶の奥底にこびりついて、
オスは狩りに出かけて獲る獲物の ” 明日の夢 ”

メスは鍋の底に残るエサを掬い取る ” 今日の現実 ”

もはや、歴史的に身に付いているのです。


                      治りません!

フゥーさん | 2017年02月07日(火) 08:52 | URL | コメント編集

いや、俺はそうは思いません。

今の若者で「国のために命を捧げる」なんて、一体どれほどいるでしょうか?
別にその子を英雄扱いでは無いですが、少なくても馬鹿でもナルシストでもない。

自衛隊に入隊するには、その位の気持ちが必要ですし
昔と違って海外活動にも参加しないといけません。
そこには日本では考えられない危険と過酷な運命が待ち受けています。
そんな彼らは強い信念がなければ自衛隊なんて最初から入らないでしょう。

その昔、日本は召集令状紙切れ1枚で戦場へ行かなくてはならなかった。
そこで待ち受けているのは、皆さんの知ってるとおりです。

時代は変わり、今日本を守るのは自衛隊
苦しい訓練に厳しい規則、それに命の危険がある海外派遣
そこには昔も今も変わらない部分が多くある。

俺も、自分の息子のことだけを考えれば、その選択はないと思う。
もっと楽な生き方は、いくらでもある。
しかし、それを分かっていて、その中に身を投じるその子は
変わっているかもしれないけど、むしろある意味頼もしく思います。

とりあえず、頑張ってこい! 日本を頼むぞ!
しょ~ちゃん☆りょ~ちゃんじぃじ | 2017年02月07日(火) 09:53 | URL | コメント編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 | 2017年02月08日(水) 08:48 |  | コメント編集

ポール・ブリッツさん

私が言いたかったことの本質を分かっていただけたのは、ポールさんだと思います。

高3の彼は、今、幻想の中で生きており、現実に放り込まれた時に初めて、己と向き合うことになるのでしょう。

私が書きたかったのは、ココの部分です!

なので、周囲の人間は誰も彼を止めませんし、やるだけやってみたら……と、見守っています。

今が、ちょうど、ファンタジーの中で最高潮なんですよ。

で、ポールさんのおっしゃるように、あなたにも、わたしにも、そういう時期はありましたよね。

私も、【栄養士になる】と言って、わざわざ都会の専門学校(公立でしたけど)に行かせてもらいましたが、
卒後、企業の食品検査でも、病院の給食でも、人間関係でトコトンいじめにあい、あえなく挫折。

自分が温室育ちだったのが、たたったのでした。

ただ、ポールさんの哲学への道は、私も三流大学で一般教養の哲学を取りましたが、
全く理解不能で、とりあえず出席して可をもらったというだけでした。

でもね、最終的に誰も哲学の講義に出席せず、単位はいらないって放棄したため、
残っていた私に教授が声をかけてきて、【日本カント学会】のお手伝いをするハメになったんです。

うちの大学で開催されたこともあり、私は女友達5人に声をかけ、皆でスーツを着て、
学会の受付や構内の案内とか、プロジェクターの切り替えとかしましたよ。

日給1万円でした!

でね、カントについて調べている学者さん(京大系が多かった)の話しを、
学会で私も一緒に聞いたんですけど、
日本語なのに日本語じゃないっていうか、私の中では整合性が見つからず、大困惑です。

なので、ポールさんが哲学を極めるのが難しいというのは、よ~く分かります。

あれって、マトモな人がする学問じゃないなって思いましたもん。

でね、私も病気持ちですから、
病気は因子を持っていて、追い詰められたら、いつかは発病するもので、
遅いか早いかの違いなんだなって、理解するようになりました。

自分を許すって、自分に厳しい人ほど難しいですよね。

私は障がい者手帳をもらえないグレーゾーンにいるため、
どこからも収入が入ってくる見込みがなく、
47歳にして姥捨て山に早く行きたいっていう心境です。


と・ほほ!


ポールさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2017年02月08日(水) 11:30 | URL | コメント編集

ピーちゃんこさん

はい、まさにロマンを追いかける生き物ですよね、男って!

それが狩猟的な本能をくすぐるものであればあるほど、スゴク魅力的みたいですよ。

でね、腕立て伏せが出来ない子が、レスキュー隊に入るのは無理だっていうのは、
まぁ、彼が実際に新人訓練を受けてみて分かると思います。

調理担当とか、事務員とかもいますんで、そちらに振り分けられるのではないでしょうか?

力仕事は向いてないと思うんで、理想の自分の姿とは違った形になっても、
自衛隊で長いこと、働いてくれたらいいなぁって思います。

ああいう閉鎖社会は、たぶんイジメとかあるでしょうからね……。


でも、最終的には、世界も日本も平和で、災害がない国であってほしいです。
彼の出番がありませんように!!!


ピーちゃんこさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2017年02月08日(水) 11:36 | URL | コメント編集

フゥーさん

何回もコメントをいただき、ありがとうございます!

フゥーさんの言葉通り、男のロマンは力であり、相手をねじ伏せるというのが本能なのでしょう。

なので、みんなも彼の幻想を温い目で見守っています。

特に3年間、一緒のクラスにいた女子からすれば、

身体を鍛えようともしないし、勉強もしないし、
それでレスキュー隊とか、お国のために命を投げ出してもいいとか、
ちょっと、論理に飛躍があり過ぎるんじゃない?!

って、なるのも大いに頷けるんですけどね!


フゥーさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2017年02月08日(水) 11:40 | URL | コメント編集

しょ~ちゃん☆りょ~ちゃんじぃじさん

じぃじさんのご意見は正論です。

私も【国のために命を捧げる】という考えは、そういう男子がいてもいいって思っています。

ただ、今回の場合、おバカでナルシストだと言っているのは、
彼が、そのために何も努力をしていないからです。

ユースケの高校から、毎年、何人かは自衛隊に行きますが、
その男子たちは、部活で何キロも走り込みをしたり、筋トレをして身体を作っています。

自衛隊に身を置くという選択をしたことに対し、真摯に向き合っているからです。

それが、ユースケのクラスの男の子は、
自衛隊に入るというのを高校入学当初から決めていたのに、
運動は嫌いだからとしようとしないし、走るのも苦手で、何もせずに3年間を過ごしました。

じゃぁ、勉強を頑張るかというと、そうでもなく、
ただ自分が世界で日の丸を背負って自衛隊で活躍している姿を夢想し、
ニヤニヤしているだけ。

だからこそ周囲の人も、やるだけやってみるしかないね!

って、彼をある意味、突き放したんですよ。

これを、じぃじさんの仕事に当てはめたら、
現実には出来もしないのに、バンバン多くの仕事を引き受けているようなもんです。
で、納期に間に合わなかったら、信用を失って次の仕事は来ない。

そういうのに似ているので、
まぁ、18歳ならやり直しも効くし、好きにやってくださいってもんです。


はい、実は、とっても繊細な彼なので、自衛隊で揉まれても折れずに頑張ってほしいです!!!


じぃじさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2017年02月08日(水) 11:53 | URL | コメント編集

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://chyococo.blog42.fc2.com/tb.php/2651-0562a290
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP |