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2017'03.24 (Fri)

ゴミか趣味か

昨日のブログでは、寿司屋の道具に関して、
『ゴミか資源か』というタイトルで書きましたが、
今日は、他界した父の書類や本、習字の道具について、
『ゴミか趣味か』で、書いてみたいと思います。

私の父は4年ほど前に77歳で亡くなりました。

父は、もともと、がん体質で、
50代で胃がん、60代で大腸がん、70代前半で前立腺がん、
そして命取りになったのが、70代後半の膀胱がんでした。

がんの転移がなかったにもかかわらず、
ライフ・ステージの中で、定期的に闘病生活が挿入されるため、
本人も家族も、ヒヤヒヤしながらの晩年でした。

そんな父は60歳の時、ローカルのマスコミで定年を迎えましたが、
その後も常務として60代後半まで勤務できたため、
予想外にお金が入ってくることになり、
それが唯一の孫のユースケの教育資金へと流れてきた……

というのが、本当のところです!

で、会社勤めから解放された父は、
ボケるのではないかという周囲の予想に反し、
かなり積極的に趣味の世界に没入していきました。

1つは市民オンブズマンです。
もともと法学部を出て弁護士になりたかった父は、
行政による市民の税金の無駄遣いを見つけては、
新聞に記事を載せてもらったり、仲間と一緒に裁判を起こし、
高確率で、税金を市民の手に取り戻していました。

もう1つは書道で、マイペースながら、
毎日、毎日、かかさず半紙に習字を書いては、
一人で楽しんでいたんです。

あと、ハングルも勉強し、検定を受けて中級まで獲得しました。
NHKのハングル講座のラジオを、毎朝、聞き、
ハングルの教室にも通い、時々、ソウルに遠征もしました。

でね、父は自分が稼いだお金ですし、晩年の趣味に使っても、
うちの母は文句を言いませんでしたが、
オンブズマンの書類や、習字の道具、ハングルの本などなど、
年々、溜まっていった
んです。

そして、父が、いざ、余命1か月と診断された時、
(本人は余命1年の時に医師から宣告されていたが、
 家族には内緒にしていた)

既に、とても弱ってきていたため、母は大パニックに陥りました。

兄も私たちも亡くなる1か月前は、何度か父に顔を出し、
母を出来るだけ支えようと頑張ったんです。

でも母は、父が亡くなった後、
ユースケが高校を卒業し、私とパートナーが戻ってくるまで、
1人で暮らすことが決まっていたこともあり、
突然、父の趣味に関するものを、全て捨て始めたんですよ。

まだ生きている本人の目の前で!

捨てるんだったら、父が亡くなってからすればいいのにって思いましたが、
誰もエンジンがかかった母を止められませんでした。

父も何も言わず、次から次へと捨てていく母を、じっと見ていました。

母なりに、父がいなくなるという現実を受け入れるため、
必要な作業だったのでしょう。


余命が僅かだと分かった瞬間から、趣味はゴミになったという……
それが、今日のブログの結論です。
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20:37  |  life  |  TB(0)  |  CM(8)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

こんにちは。
すごい!
うちも同じことがありました。
父が生きているうちに
なんと同居していた同居の姉が父の蔵書をまとめてブックオフ!!
書庫丸ごと!!
一冊ウン十万の画集も売っちゃったんです。
もちろん兄弟仲にもひびは入ってます。
姉は忘れてるかもしれませんが
ひっそり私は許してません。
母がやっても許しませんが。
ミーム | 2017年03月24日(金) 21:25 | URL | コメント編集

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 | 2017年03月25日(土) 08:34 |  | コメント編集

私の友達のお義母さんは、亡くなったその日にご主人の着ていたものを全部ゴミに出したって引いてたけど、ちよこさんのお話しやその友人の言葉を思い返してみれば、その人なりの気持ちの納め方だったのかもしれないですね。まあ、本人の目の前で・・っていうのはそれは受け取り方は様々ですけども・・・・・(^_^;)

うちはもうすぐ四十九日です。そろそろ家の中の片付けもしなくちゃって思っています。
まりん | 2017年03月25日(土) 09:00 | URL | コメント編集

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 | 2017年03月25日(土) 13:06 |  | コメント編集

ミームさん

いやぁ、うちの母の場合、全てゴミとして、市の処分場へと、
兄やうちのパートナーが車で運んだのですが、
ミームさんのお姉さんの場合は、売ってるんですもんね!

そのお金は遺産として、兄弟姉妹に公平に分配されたんでしょうか?!

それとも介護の寄与分として、お姉さんが懐に入れたのでしょうか?!

亡くなってからだと遺品は、兄弟姉妹の許可がないと扱えないので、
その前に整理したかったってことでしょうか。

でね、私も、最初は母を許せなかったというか……
ゴミの処分もカチンときましたが、
父を隔離して、友人たち誰とも会わせなかったことのほうが、
スゴク腹を立てていたんですよ。

母としては密葬にしたかったため、
父の容態が悪いというのを知られたくなかったのでしょうが、
父の友人たちからの連絡を、全て無視したのには、かなりムカつきました。

父は友人が多かったので、生きている間にお別れを言いたかった人もいるでしょう。

ただ、1年ほど経って、

これは夫婦の問題で、私は関係ない!

という結論に至りました。

そういう母を伴侶に選んだのは父ですし、
こうなることを見越して、父は余命1年の宣告を母には言わなかったのでしょう。

父に女性を見る目がなかったということですな!

そう思えば、子どもは夫婦の絆にはノータッチなので、
母の行為も、どうでもいいと思えるようになりました。

ただし、これが兄弟姉妹間だったら、やはり引きずりますね。

私もミームさんのように、ずっと心の中で許さないと思います。


ミームさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2017年03月25日(土) 21:42 | URL | コメント編集

鍵コメHさん

鍵コメ、ありがとうございます。

その人その人の価値観があり、またキャパシティがあるので、
こういうのって、難しいですね。

おっしゃる通り、本人が前もって動くのがベストだと思います。
ちよこ | 2017年03月25日(土) 21:46 | URL | コメント編集

まりんさん

まずは、まりんさんのお父様のご冥福をお祈りいたします。

まりんさんのブログのコメント欄に、
自分がバタバタしていてタイミングを外し書けなかったので、ここに書きます。

で、うちの場合は、1か月待てばいいだけの話しなんですが、
それが出来ないのが人間の弱さというか、キャパシティの少なさなのでした。

うちの母は完璧主義&神経質で、相手をコントロールしようとする力が強いため、
今でいう【毒親】なんです。
でも、そういう女性をパートナーに選んだのは父ですし、
もう少し穏やかで大らかな人に育ててもらえた方が、私は幸せだったんですけどね!

こればかりは、仕方ありません。

だからこそ、父は余命1年を母に告げませんでしたし、
母は、そのことで、父に裏切られたと思っていますしね。

まぁ、整理整頓が好きで潔癖な母が住む実家は、物が少なく、ピカピカです!
残された人が片付けるよりは、先に本人が始末しているのですから、
ありがたいと思うようにしています。


まりんさん、コメント、ありがとうございました☆
ちよこ | 2017年03月25日(土) 21:54 | URL | コメント編集

鍵コメMさん

そういうことだったんですね。

事情を教えてくださり、私も考えさせられました。


鍵コメ、本当に、ありがとうございます☆
ちよこ | 2017年03月25日(土) 21:56 | URL | コメント編集

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